Chiezaru’s diary

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11/11/11の写真


【 ドームのシルエット 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM, WB-タングステン

昨日は雲も出ず、計画通り満月と教会の写真を撮りに。
半分成功半分失敗。
満月をバックに教会のシルエットを浮かび上がらせるのとドーム上窓を使ってライトを演出するのには成功。
でも更にその上、十字架と満月を重ねるのには失敗。
月が明るすぎ、建物が暗すぎで、シャッタースピードを上げれば十字架の影を月の中に焼き付けることはできるものの、下の教会部分は真っ暗。
逆に絞ってシャッタースピードが下がれば月の明るさで十字架は月光に飲み込まれてしまう。どうしても両立できず。
普段フォーサーズ機をメインに使っていて高感度を使うという観念が完全に抜け落ちていた・・。(間抜けなことに、今日の朝になってやっと思いあたる始末。)


【 満月のライト 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM, WB-タングステン

そのままのものは灰色掛かっていたので、今回はLR3でちょっと調整。
ホワイト・バランスをタングステンにして、黒レベルを持ち上げて光のメリハリをつけてみた。写真というよりはなんとなく絵のようになってしまったが、それもありかなと思う。

今回EOS 5Dを持っていったのは正解だった。
RAWファイルを見ても暗所の色の移り変わりがシルキータッチの滑らかさで、これには驚き。オリンパス機では低感度でも闇のグラデーションがこれほど綺麗に出ない。

Nikon F4Sで撮った方は、フィルムが使い切れなかったので終わらせてから現像に出すつもり。

Canon EOS 5Dというカメラは2005年、組んでいるレンズCanon EF 70-200mm f/4 L USMは1999年の発売。はっきり言って旧い。
しかし、この組み合わせ、F/4の決して明るいレンズではないのにAFは暗所に強く(三脚は必須)、ほぼ無音でフォーカスする。
たいしたものだと思う。
焦点距離が違うから単純な比較はできないけれど、去年発売のOlympus E-5と50-200mm F2.8-3.5 SWD(2007年発売)よりもAFの合焦が速いことたびたび。
このオリンパスコンビだと、状況が暗めだったり、被写体にコントラストがあまりないときには全く駄目なことが時々あるが、Canonの方は平気ということが良くある。
一方、オリ機は光の行き届いた状況では非常に良い仕事をする。
性格の全く違うシステムで、使い分けができるのは楽しい。
しっとり、滑らかが欲しいときは5D。すっきり、くっきりを狙うときはE-5。
ダブル(F4SとE-PL1をいれると4、いや3.5?)マウントを導入した甲斐があるというものだ。

ところで、月の上昇する速度というのは意外と速い。
満月の中に十字架を重ねようとしてみて良く判った。