Say NO NUKES! - Chiezaru’s diary

【うなだれ】- アッシジ、イタリア
Olympus E-30 + Olympus Zuiko Digital 12-60mm f/2.8-4 ED SWD

ヨーロッパでは脱原発の動き。
一方、一部中東、アジアでは積極的導入の方向。

昨日読んだ記事では「サウジ、２０３０年までに原発１６基導入へ」とある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000884-yom-int

目（耳？）を疑う。
一体何を考えているのか。
原油産出国サウジアラビアのこと、もちろん現在の石油に頼った国政を将来に向けて変えて行きたいのは分かる。
しかし、あんな政情不安点な場所に原発をつくるなど狂気の沙汰だ。
いつ隣国とこじれて軍事介入が行われるかもしれない。
テロの某教過激派のターゲットになる可能性もある。
それこそ一歩間違えば、自国経営が危うくなったら自前の原発を人（物？）質に国際世論を動かそうという動きも出るかもしれない。

サウジアラビアがその方向なら、アラブ諸国が逐次それに習って行くのも想像に難くない。そのようにして危機は相乗化してゆく。
その後に出てくるであろう膨大な核廃棄物とその保管問題。

日本の惨事は原発に頼る現代国際社会に対し大きな戒めになったはずではないのか。
世界は一体何処へたどり着こうとしているのか。

進んで破滅との境界線を狭めて行く。
今とはなっては薄氷の上を歩くようなものだ。

NO NUKESは世界標語としてこれまでに無い重要性を持って叫ばれなければならないはずだ。