Chiezaru’s diary

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イタリア敗退に思う

フランスに続いてイタリアも。

結局前回決勝を競ったチームが予選を抜けられず。

サッカー自体にそれほど関心がないので試合自体を熱心に追ってはいないのだけれど、結果、ニュース、周りの反応、実際に少し見てみて。

イタリアの今回のチームは比喩的にどことなくボクシングの選手を思わせる。

ピークを過ぎた伝説的に強いチャンピオン。

歳はとった。が、まだ現役で通じるはず。

その衰えを間近に見てしまったような感じ。

3試合を一つの流れにして見てみると、下馬評ではもう歳をとりすぎだといわれつつも、一般的にはまあ、決勝トーナメントには間違いなく出てくるだろうと、思われていたのではないだろうか。

蓋を開けて実際に対峙してみると、若い挑戦者の勢いに少し驚いた感じ。

が、その辺は老獪。時々いいのをもらいながらも経験を生かして、上手い防御で致命打は許さない。

さすが往年の名チャンプだと思い出させるように、時には相手と観客をハッとさせるテクニックも披露する。

前中盤は圧され気味にしても、まだ力をセーブしているはず、最後には勝つ、と観客が思い、そして戦う自分自信もそう信じていたはず。

が、時間が経つほどにジリ貧。

最後の最後ラストラウンドにあと10秒に入ったところで、今まで培った全てを出し切るつもりで応戦。さすがに見せる攻防。

今までなら、そのラッシュで劣勢を払拭できたかもしれない。

5秒が過ぎ6秒が過ぎ、試合の終わりに近づくほどに均衡が崩れ、良いのを一つ、二つと被弾。苦しい中、手数は出す。有効打にならない。ゴング。ダウンを期せずに追われるものの力及ばず敗退。
残念ながら地力で届いていなかったことを露呈してしまった結果になってしまった。

大敗というべきだろう。

試合後監督は自分の責任だと謝罪。

仕方のないことかもしれない。

イタリア、層の厚い国。

また一から良いチームを作っていくだろう。

次回に期待。