Chiezaru’s diary

字を書くときはChiezaruで写真を撮るときはMeta_Monkey

八月のラプソディー

昨日は黒澤明の「八月の狂詩曲」を鑑賞。
良い映画だった。
広島ではなく長崎が舞台。
過去の悲劇を忘れないように心に刻みつけようとする人々の姿に感動と共感を覚えた。戦渦の中でおきた原爆投下とそれが引き起こした悲しい過去たち。ポジティヴな側面は一切ないハズなのに、作品のトーンは暗くない。だからこそ、観る人々に直視し、語り続けなければならないという使命感のようなものを感じさせるのかも知れない。
何処かとぼけたところのある主人公のおばあちゃんの達観したともいえる存在はすくいでもある。

長崎と広島。どちらも行ったことがないけれど、いつか訪れてみたい。
そしてそれが日本人としての日本人だけの巡礼になるのかもしれない。