Chiezaru’s diary

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日曜日の映画


【 柱廊の隙間から 】
Olympus E-30 + Olympus Zuiko Digital ED 70-300 mm f/4.0-5.6

昨日の日曜日はなかなかリラックスしながらもなかなか充実した一日になった。
映画を二本見て、カーテンの洗濯、トイレの掃除、床のモップがけ。

昼にはガスで米を炊いて、小魚の佃煮のチャーハンと玉ねぎとわかめの味噌汁。
最近少し和風テイストを作る傾向が強い。

一本目はアクション映画「プレデターズ」。プレデターモノは他にもいくつかあったが、今回はリメーク版らしい。主演はエイドリアン・ブローディ。
やはり「戦場のピアニスト」の印象が強い役者なのでマッチョな役はどうかなと思ったけれど、なかなかの好演。さすがの演技力だ。
シュワルツネッガーには及ばないにしても身体もしっかり作ってきていて、たいした筋肉だった。
ヤクザが出てきたのには笑った。
いつものように弾丸がどこから供給されているのかわからないが、一向に弾切れにならないところは、お愛想というところだろう。

二本目はジュセッペ・トルナトーレ監督「題名のない子守唄」。
やっと観ることが出来た。

トルナトーレというとノスタルジーに訴えるストーリー展開と画像が売りだが今回は全く違うスタイル。
知らないで観たら彼の作品だとは気づかなかっただろう。

元娼婦の女にまつわるミステリー、スリラー的に展開する架空のストーリーだが、そこに横たわるリアリティー。脚本もトルナトーレ。

テーマは母の愛。
たとえそれが見当外れであったとしても、母の持つ愛の深さ、母なる女の執念を描いている。
原題「La sconociuta(見知らぬ女)」から邦題「題名のない子守唄」になったのは納得のいくところ。個人的には直訳の方が良かったという感想。

良い作品。

少年のノスタルジーから離れた意欲的新スタイルだろう。
公開は2006年。