Chiezaru’s diary

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週末ワインなど


【 Emmanuel GIBOULOT En Gregoire 2012 AOC Bourgogne Hautes Côtes de Nuits 】 - Sony RX1R
(エマニュエル・ジブロ、ブルゴーニュ オート=コート・ド・ニュイ アン・グレゴワール 2012 AOC)

週後半には頻繁に雨があって、今朝家を出たときも道路が黒く濡れていて夜間にも一降りあったのに気づいた。

現在は晴れ。今日はこのまま安定していそうな天気。

今週は仕事のほうでいろいろ忙しく、本当にあっという間に週末。

「ウィークデー、ノン・アルコール、外食の際は飲んでも良い例外付き」のマイ・ルールは守れている。(今週は週半ばにピッツェリアに行ったので一度だけビールは飲んだ。)

この習慣を出来るだけ続けるため、モチヴェーション維持と、どんなものを試したのかメモも兼ねて写真をアップすることにしている。

先週、そういえばフランスワインって意識して飲んだことが無かったな、と思い立って、ちょっと基本を抑えてみようとボルドーとブルゴーニューワインの勉強してみた。(といってもネット上であれこれ散発的に検索しているだけですが。)

地図上でボルドーとブルゴーニュがフランスの何処に位置しているのかを確認して、それぞれのワインの大まかな特徴と使用葡萄の違い等々を頭に入れて、ふむふむ、と。
こいうことをすると当然、より試してみたくなるというのが人の情というもので、結局あまり馴染みの無かったピノ・ノアール(イタリア語ではピノ・ネーロ)
に決定していつものワインショップに行って一本。
ブルゴーニュの赤は単品種の葡萄で造るのがメジャーということで、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に複数のワインを混ぜるボルドーよりも分かりやすいかなと思ったのが選択の理由。

ちなみにエマニュエル・ジブロはこだわりのある作り手で有機栽培葡萄で作るワインを提供しているらしい。

以下、写真など。
Emmanuel GIBOULOT En Gregoire 2012
AOC Bourgogne Hautes Côtes de Nuits
(全てRX1Rで)
ラベル↓

抜栓して↓

(コルクをボトル口に添える小技は以前サン・ジミニャーノのレストランに行ったときにやってくれたものをコピー)

コルクには結晶が付着していてミネラル感が期待できる↓

アテには生ハムとブレザオラ、乾燥イチジク↓

茹でた芽キャベツとゴルゴンゾーラブルーチーズなど↓

結論から言うと所謂リゼルヴァという高級ワインのランクではないので期待しすぎるのは間違っているのかもしれないけれど、輸送費が余計にかかるせいなのか値段に対比させると少し物足りないかなというのが強めの感想として残った。

けれども、ルビーのような透明感と繊細な葡萄の香りと酸味があって、ブルゴーニューワインの特徴の基本を知るには悪く無い選択だったかななどと思っている。良い意味で教科書的というか。渋味も軽いかなと思わせつつ最後に口の中でポロリと効いてくるあたりが複雑だなぁと。

その代わり、ある意味では薄いと表現できなくもない繊細さで、食べ物を合わせるのが難しいワインだった。
生ハム(彼女が気を利かせてサン・ダニエレのちょっと良いものを買ってきてくれていた)にも風味が負けてしまうしほど線が細い。ゴルゴンゾーラは強すぎて×。
干しイチジクも悪くはないけれど、マッチしている感じはそれほどなく、無難だったのは意外に芽キャベツだったかもしれない。胡桃だと胡桃自体の渋みが引き立ってしまう感じ。オリーヴはOK。

試さなかったけれどたぶんパルミッジャーノチーズ、シンプルなブルスケッタなどがよかったのかも知れない。
どちらかというとメインディッシュよりはアペリティーヴォで飲んだほうが良さ気な印象を持った。

透明感と繊細さが印象的。

さて明日のためにはサルデーニャ産の白ワインを仕入れておいた。14.5%と白なのにタフそうなヤツ(笑)