Chiezaru’s diary

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ちと早まったか


【 Irish window 】 - ダブリン、アイルランド - Olympus PEN E-PM1 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

日曜日の朝から三泊四日でダブリンに出張した。
ここ二年、いつもかばんに入れて持ち歩いているタブレットNexus 7(2012)をフライト中に使おうと寝る前に一度電源を落として一晩フル充電させておいたところが、起床してスウィッチをオンにしてみるとOSが立ち上がるときの最初の画面から一向に先に進まない。
スウィッチボタンを長押しして、立ち上げなおしても同じ症状でどうもどこかがおかしいらしい。

時間も無いので持って出て、一度オフィスに寄って、飛行機に乗っている間に復旧させようと、システムに残ったキャッシュの消し方と、最悪の際ハードリセットのやり方だけネットで調べてページをプリントして空港へ行った。

結果からいうといろいろ試してみたものの出張中は直らず。
仕事的に無いとちょっと困るので、現地のPCショップなども探したけれど結局代替機種もみつからず四日間完全アナログ生活になった。

四日もネットなしで過ごしたのっていつ以来だろうと考えてみてもちょっと思い出せないくらい知らず知らずの間にサイバー空間と実生活が密着していたのだなぁと気づく。

とはいえ無ければないで、拘泥していても詮方なきこと。逆に割り切れてすっきりするのも事実で、オンライン予約サイトのハイテク趣向のコンファレンスに行きながらすっかりデジタル・デトックスしてきた感があるのは、それはそれで面白い経験になった。

基本的にボスと友人のアルフレッドと息子のチーロ君と一緒にいたこともあってほとんど写真も撮らず。夜のディナーやパーティーのときも面倒なのでカメラは不携帯で出かけた。

なければ迷わないくて、それもよい。
街を歩きながら、ここはちょっとスナップで収めておきたいな、でもカメラをカバンから出すのが面倒だなとか、わざわざ立ち止まって同行者たちを待たせるのもなとか、ジレンマから完全に開放されるというもある意味でカタルシスがあってよかった。

そういう意味でいつもとちょっと違う旅になったように思う。

ローマに戻ってすぐ家のPCでNexus 7のあけ方を調べて、中をチェックしてみたところ、特に目立った異常なし。もう自分では八方手詰まりなので、即ネットで代替機を注文した。
Amazon.itをチェックしてみたらタイミングよく二代目Nexus 7(2013)の後継機となるAsus Memo Pad 7 (ME572C)がかなりお得な値段で出ていたのでそれを。

さて、翌日、同僚でうちのサイトのプログラミングしているニコラ氏(イタリアではニコラ - Nicola -は男の名前。英語のNicolasにあたる。ちなみに英米では女性の名前で使われるアンドレア-Andrea-も男性の名前。英語ではAndrew)に念のため見せてみたら、ちっと調べてみるから貸してみと、自分のオフィスに持ち去って、数時間後、確かにちょっとめんどうだったけけど全部クリーンにしてから新しくOSをインストールしておいたと、まったく新品同様の仕様で返してくれた。

そんなわけで、Nexus 7(2012)現在、Androidの最新ヴァージョン5.0.2 Lollipopのクリーンインストールで復帰している。

自分で使う最小限のアプリケーションしかインストールしていないせいか、ヴァージョン4.4.4 Kitkatでもっさりしつつあった状態から開放されて動きがこの上なく軽くて快適。

発注した新型機はタブレットとしての性能は上だけれどもOSはAndroid Kitkat v.4.4.2で今のところLollipopにはアップグレードできない様子なので、ちょっと早まったかなと思っている。

ま、とにかく来週の前半には届く予定。

彼女のほうは二代目Nexus 7(2013)を使っているので、手元に着いたらAsusの7インチタブレット三世代を並べてスペックの差による動作の違いなど比べてみたい。

それはそれで楽しみではあったりする。