Chiezaru’s diary

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『甘い生活』半鑑賞


【 ひなたぼっこ 】 - ローマ、イタリア - Olympus E-5 + Olympus Zuiko 50-200mm f/2.8-3.5 ED SWD

昨晩『甘い生活』のDVDを出してきて久しぶりにフェリーニ作品を鑑賞したのだけれど、アニータ・エクバーグがもっともスクリーンに映える前半シーンを一通り見終えて敢無く集中力切れ。
後半に入る前に途中でリタイアしてしまった。

なんというか、フェリーニを一本鑑賞し切るにはエネルギーが要るなあと毎回感じる。
どうしてなのかわからないのだけれど、途中でやめると軽い敗北感が漂う。

ヴェンダースあたりだと同様にエネルギーは必要なのだけれど、中断しても特に気になるところがない。ただやめるだけのこと。フェリーニ作品を観るときについてくる唯一の感懐。これはなんなのだろうか。不思議。

アニータ・エクバーグは豊満な西洋の金髪女性という外見のフェミニンな魅力というもあるのだろうけれど、彼女が人を惹きつけるものは実は声なのではないだろうかとふと思ったりする。

そして、マストロヤンニが演ずるイタリア男。あれは素なのだろうか。行動力があるのにナヨッとしているあの感じの出せる俳優はそうはいないなと。