ブレる一時間
【 時計り 】
Canon EOS 5D + Canon EF 70-200mm f/4 L USM
今夜ヨーロッパはサマータイムに入る。
深夜を過ぎて日曜日に日付が替わった後少しすると時計が一時間進む。
なので今晩は就寝時間が一時間減るといってよい。
夜勤で働いている人は就業時間が一時間減る。
寝る側の人にはあまり喜ばしくないが、仕事をしていればラッキーだと思うだろう。立場によって損得が分かれるところ。
と、それはさておき、数年前までは夏時間、冬時間の変わり目(10月最後の日曜日と3月最後の日曜日)がくると、身の回りにある時計全てをを一時間分戻したり、進めたり(もしくはサマータイムモードをオンにしたりオフにしたり)して意識的に確認して床に入ったものだが、スマートフォン等なるものが台頭しだして、小さな迷いを覚えるようになった。
放っておけば勝手に時間が切り替わる。なので替わる日を忘れていたりしたときには便利だとは思う。
が、この点、微妙なところで機種によってその機能がないものもあり、あってもインターネットやGPSにつながっていなければ更新されないものもあり、基本設定の違いで同じ機種でも自働切り替えをしたりしなかったりするものもある。
便利を通り越して混迷を極めた状況になっている昨今。どの機械が正しい時を刻んでいるのかすぐ判らない。
お陰で、生活において自分の時計が信じられないというのは、随分不安なものなのだということに気づかされた。
そんなわけで今晩だけは、深夜を過ぎてからはハイテク機器の時計は信じずに、マニュアル式切り替え機能しかついていない腕時計を頼みとすることにする。
旧き物、善き物也、とか。安心できる。
明日からは日が伸びるから多少残業して帰ってもランニングできる機会も多くなるはず。できたら春の草花の写真なども撮りに行きたいなと思っている。